Q:妊娠中にマッサージを受けても良いでしょうか?

A:一般的には、安定期に入ってからを推奨します。
妊娠初期でつわりなどがひどい不安定な時期は、あまり刺激を受けない方がよいでしょう。可能であれば、パートナーに優しくマッサージしてもらってはいかがでしょうか。
ただ、どうしても非日常でリラックスしたい、という場合は、ヘッドマッサージ中心の緩めの施術をお勧めします。
肩こりひどい場合は、ゴリゴリやって欲しいとお思いでしょうが、暫く我慢が必要です。

特に、子宮を収縮させたり、血圧調整の効果があると言われているいくつかのツボは、不安定な妊娠初期には刺激は禁物です。

妊娠中は禁忌のツボ
  • 肩の 肩井(けいせい)
    肩の端と首の付け根の真ん中にあるツボです。
    肩井のツボは、陣痛促進の効果があるツボのため、妊娠中やめておきましょう。
  • 手の 合谷(ごうこく)
    手の親指と人差し指の間のつけ根にある窪みの場所にあります。
  • 足の甲の 太衝(たいしょう)
    足の親指と人差し指の骨と骨が合わさる所にあります。
    太衝のツボは、陣痛促進のツボのため、妊娠中は強く押さないようにしましょう。
  • 足の内側の 三陰交(さんいんこう)
    内側のくるぶしの上から指4本ほどの位置にあるツボです。
    女性ホルモンの分泌を促す効果があります。出産の現場では「安産のツボ」指圧すると腟や子宮口がやわらかくなると言われています。

★逆に、上記のツボは妊活のツボと重複します。
気、水分、血液の巡りが良くなり、子宮にしっかりと血液が行って着床をサポートすると言われています。

その他、妊娠を促すと言われるツボは、

  • 湧泉(ゆうせん):足の指をぎゅっと握ったときにできるくぼんだ部分。
  • 労宮(ろうきゅう):手を握ったとき、手のひらの中指と薬指の間の部分。
  • 外関(がいかん):腕の外側。 自律神経を整えるツボです。
  • 照海(しょうかい):かかとの内側。子宮の着床する力を高めるツボです。

上記の妊活のツボは、更年期障害にも有効です。
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