ヘッドスパ、ドライヘッドスパ、ヘッドマッサージ、違いはなに?
これは、お客様から度々受ける質問です。
決定的な違いは、施術を受ける主目的が、頭皮、頭髪のメンテナンスなのか、心身のメンテナンスなのかということです。
そして、ドライヘッドスパとヘッドマッサージ、呼び方はお店によって違いますが、施術内容や目的はほぼ同じです。
ということを、踏まえて、ヘッドスパとヘッドマッサージの違いについてご説明いたします。

ヘッドスパ:頭皮と頭髪のケア・メンテナンス
美容室で受けられます。
ヘッドスパの主な目的は、
頭皮の悩みを軽減(臭い、薄毛など)
髪のダメージケア、育毛
一般的な施術方法は、落としきれていない頭皮の汚れや毛穴の詰まりをクレンジングで取り除いた後に、クリームやオイルで揉みほぐします。

期待される結果は、シャンプーだけでは落とし切れていない頭皮や毛穴の汚れを落とし、元気な髪が生まれる土台作りをします。頭皮や髪に栄養を与えながら揉みほぐすことで、根本からハリのあるサラツヤヘアーに。
さらに、頭皮の血行が良くなることで、頭が軽く感じたり、眼精疲労の軽減なども期待できます。
ヘッドマッサージ:疲労回復や血行促進などの心身のメンテナンス。そして、癒しなどのリラクゼーション。
ドライヘッドスパ専門店、もみほぐしなどのマッサージ店で受けられます。
ヘッドマッサージの主な目的は、
頭周りの疲労回復や自律神経を整える。眼精疲労、首肩のコリの軽減。
一般的な施術方法は、水やオイルを使用せず、頭皮をリズムよく動かして緊張をほぐします。
ツボ押しや牽引、より効果を高めるため、頭以外の他の身体の部分をもみほぐしたりします。

期待される結果は、緊張状態の心身をほぐし、自律神経のバランスを整える手助けをしてくれます。
- 自律神経のバランスがよくなると、睡眠の質が上がり、疲労回復につながります。
- 日中は頭がスッキリして、仕事や勉強のパフィーマンスが良くなります。
- リラックス状態でのツボ押しで、眼精疲労、首、肩のコリをより軽減できます。
- 顔や耳を同時に施術する場合は、血行が良くなり、リフトアップ、お肌にツヤが出る、顔色が良くなるなどのプラスアルファも。
- 毛髪や頭皮にとっても頭皮の血行が良くなることで、トラブルの予防につながります。
あおリラクゼーションでは、敢えて「ヘッドマッサージ」というメニュー名にしています。
頭を中心に、全身の巡りを活性化し、自律神経のバランスを整える目的で、必要に応じて他の部分もしっかりとツボ押しやマッサージ、ストレッチなども行っております。
*自律神経とは
神経には、自分の意志で体を動かす「運動神経」と、自分の意志で命令しなくても体の調節をする「自律神経」があります。心臓や血管の動き・呼吸・消化の働き・体温調節など、私たち起きている間も寝ている間も全く無意識のうちにコントロールしてくれているのが「自律神経」です。
そして、「自律神経」は、身体の働きをコントロールするにあたり<緊張させる>「交感神経」と<リラックスさせる>「副交感神経」の2種類の神経が働いています。まるでシーソーのように互いにバランスを取りつつ身体の機能を司っています。
例えば、緊張すれば心臓は速く打ち、血管は収縮し、血圧は上昇します。リラックスすれば、心臓はゆっくり打ち、血管は弛緩し血圧は下がります。
人間にとって一番よい状態は、日中に仕事や運動など活動している時間帯には交感神経の方が優位、夜間は副交感神経が優位となりスムーズに睡眠に入れるようにシフトすることなのです。
